「北パブを目指すあなたへ」~新人弁護士に聞いてみた!~​

今日は入所して10か月の1年目の弁護士3人にインタビューしてみました!​

簡単に自己紹介をお願いします。

増本(写真一番右)
76期の増本匡樹(ますもとまさき)です。 ​
出身の法科大学院は、首都大学東京(東京都立大学)です。 ​
熊本での司法修習を経て、北千住パブリック法律事務所に入所しました。 ​
司法修習中、サウナにハマってしまい、今でも執務後や休日の楽しみになっています。 大学時代から刑事事件に興味があり、裁判傍聴や刑務所見学に参加していました。 ​
本日は、北パブ1年目弁護士のリアルをお届けできるよう頑張ります。 ​
よろしくお願いいたします。 ​

齋藤(写真中央)
76期の齋藤彩音(さいとうあやね)です。 ​
一橋大学法科大学院を卒業し、仙台で司法修習をしました。 ​
大学院時代に北パブに出会い、念願だった事務所に入ることができました。 ​
本日は、就活時代も振り返りつつ、新人弁護士のお話もできたらと思っております。 ​
よろしくお願いいたします。 ​

國立(写真一番左)
76期の國立卓杜(こくりゅうたくと)です。 ​
出身の法科大学院は、東京大学法科大学院です。 ​
京都での司法修習を経て、今年の1月に北千住パブリック法律事務所に入所しました。 学生の頃から、北パブで刑事弁護を中心に弁護活動をしたいと志していました。 ​
本日はよろしくお願い致します。 ​

※各弁護士の紹介ページはこちら
https://www.kp-law.jp/office/member.php


今日はよろしくお願いします。

まずは新人弁護士としての率直な感想を教えてください!

國立
学生のころから勉強会などに参加するほどずっと入りたかった事務所に入所できて、本当に良かったと思っています。大好きな刑事事件を始めとして様々な事件に触れることができますし、何よりも、良い先輩方に恵まれて感謝しています。 ​

齋藤
10か月が経過して、いろいろな経験ができていますが、もっとやりたいという気持ちが強いですね。今のところ、忙しさは感じているものの、自分ではまだまだやれると思っています。特に、やりたいと思っていた刑事事件にはより積極的に取り組み、もっと多くの人や案件に出会いたいと思っています。 ​

増本
僕の場合、『新人弁護士をやっている』というよりは、最初の1日目からずっと『一人の弁護士としてやっている』という感覚が強いです。依頼者の前に立つと、『頼れるのは自分しかいない』という実感が湧き、責任感を感じながら取り組んでいます。ただ、焦りもあります。自分に求められているものと、現実の自分の力の差を感じることも多く、新人としての時間も残り少ないと感じています。 ​

弁護士を目指したきっかけはなんですか?

齋藤
高校1年生のとき、部活動の最中に骨折して長い間入院していました。退院しても松葉杖を使うことになり、不自由な生活が続いていて周りから助けてもらうことありました。その時に『困っている人を助ける仕事っていいな』と思うようになりました。その後、法律に興味を持ち、弁護士として社会に貢献したいと考えるようになりました。 ​

國立
私は、中高生のころから『法治国家で生きる以上、法律を知らないと損をしてしまう』と思っていて、法律の勉強を始めました。法律を学ぶなかで、法律の力で困っている人を助けられることを知り、それが非常に魅力的に感じました。弁護士として一人でもクライアントの味方になり、彼らのために戦いたいと思うようになりました。 ​

増本
僕はテレビドラマ『HERO』や『リーガルハイ』がきっかけで、漠然と法律家に憧れていました。大学時代に刑務所を見学した時、受刑者の姿がすごく小さく見えて、『ここにいる人たちにも、ちゃんと弁護する人が必要なんだ』と強く思いました。それを見た時に、罪を犯してしまった人や犯罪者や社会から距離を置かれた人々のために、このような人たちを支える弁護士になりたいと思いました。 ​

北パブを選んだ理由を教えてください!

齋藤
北パブは、若手弁護士が中心となって活躍できる環境と、弁護士同士の距離が非常に近いことが特徴だと感じていました。先輩方がいつでも質問や相談に乗ってくれる環境が整っており、成長するための場が北パブにはあると感じました。周囲の支えを受けながら、自分も多くの経験を積みたいと思い、入所を決めました。 ​

國立
僕は大学生のときにアルバイトをしていた都内の法律事務所で、『刑事弁護を本気でやるなら北パブがいいよ』と紹介されたのが北パブとの出会いです。実際に実務検討会(北パブで2か月に一回程度行っている勉強会)で北パブの先生方が刑事弁護に真剣に取り組む姿勢に強く感銘を受け、この事務所で学びたいと思いました。また、地域に根差しながら、直接的に困っている人を支えるという事務所の理念にも共感しました。この事務所なら本気で刑事弁護に取り組めると確信しましたね。 ​

増本
僕が北パブを選んだ理由は、刑事弁護において地域の中心的な役割を果たしている事務所だからです。刑事事件に限らず、困っている人を支える事務所の姿勢に共感しましたし、先輩たちと連携しながら困難な案件に立ち向かえる環境が整っているところが魅力的でした。

入所前と後で感じたギャップはありましたか?

齋藤
特に大きなギャップはありませんでした。担当できる事件の種類や数がたくさんあり、自分が中心になって進める案件が多く、独り立ちするための力が養われていると思います。 ​

國立
入所前に想像していた以上に、OBやOGの先生方が今でも事務所を訪れてくださり、気にかけてくださっていることに感激しています。担当する刑事事件の数も徐々に増えてきており、毎日のように先輩方と相談しながら経験を積んでいます。 ​

増本
事務所全体が想像以上に自由で、それぞれの弁護士が独立して案件を進めていることに驚きました。事務所に戻ると自然に情報交換や相談をしているような居心地の良い雰囲気で、入所前に聞いていたとおりの雰囲気でした。

入所してから印象に残った出来事は?

齋藤
初めての刑事弁護の事件で、保釈がなかなか許可されなかったことが一番印象に残っています。やっと保釈が許可されるかもしれないとなった時に、検察官から再逮捕の話が出てきて、「どうしよう」という思いと「悔しい」という思いがありました。保釈の可否が依頼者の生活に大きな影響を及ぼす状況で、プレッシャーを感じましたが、悩んでいた時に先輩から『がんばれ』と声をかけられて、心が軽くなったのを覚えています。

増本
OBやOGが事務所にしょっちゅう顔を出してくれるのが、最初はすごく驚きました。他の事務所では見られないような、卒業生たちとの深い繋がりが北パブにはあります。現役の先輩方とも、自然に知識や経験を共有し合える文化が素晴らしいです ​。

國立
僕は、初めての刑事事件の示談交渉が一番印象に残っています。先輩が後ろで見守ってくれて、『次に繋がるように』という形でサポートしてくれました。全部をやってもらうのではなく、自分でやってみて、困った時に必要なサポートをしてくれる感じがすごくありがたかったです。 ​
また、初めて一人で判決まで担当した刑事事件では、再度の執行猶予を獲得することができました。途中、事件の進め方で悩むことがありましたが、刑事検(刑事事件検討会:1か月半に1回程度行っている刑事事件の勉強会)で、OBの先生や所内の先生に相談をさせていただきました。ひとりでは思いつかなかったアイデアなどを頂き、更生支援計画を作成したり、有意義な被告人質問ができたおかげで勝ち取れた成果だと思います。

※再度の執行猶予とは、判決時に執行猶予中の方が、判決で再び執行猶予を受けることをいい、その獲得率は、わずか数%にとどまります。

新人として苦労したことを教えてください

先輩や指導担当弁護士からのサポートはどう感じていますか?

ワークライフバランスはどう保っていますか?

齋藤
趣味のヨガには週に1回くらいは通っています。事務所の自由な働き方のおかげで、仕事とプライベートのバランスがとりやすく、心身ともにリフレッシュできる環境です。 ​

國立
事務所の自由な雰囲気のおかげで、ふらっと京都に旅行に出かけるなど、息抜きがしやすいです。自分のペースでしっかりリフレッシュできるので、仕事への集中力も維持できています。 ​

増本
僕も九州にちょくちょく旅行に行きます。事務所の近くのジムを契約しているので、17時になったらジムに行ってサウナに入って帰るということもあります。コアタイムみたいなものはなく、自由なスケジュールで働けるので、しっかりリフレッシュできていますね。その代わりやるべき時間には集中して仕事をするようにしています。

今後、どのような分野で活躍したいですか?

齋藤
まだこれだっていう分野は見つかっていませんが、刑事事件だけではなく、これから様々な経験を積んで、自分の得意分野や専門性を高められる分野を見つけたいです。これからが楽しみです! ​

國立
僕は刑事弁護を中心にやっていきたいと思っています。将来的には、日本一の刑事弁護人になりたいという夢があるので、特に刑事弁護教官として、若い弁護士たちに教える立場になりたいです。司法研修所で見たかっこいい刑事弁護教官が僕の目標です。 ​

増本
僕も刑事弁護の第一線で活躍したいという気持ちは変わっていません。特に、刑務所見学など自分のルーツに繋がる経験を大切にしながら、学びを下の期にも伝えていきたいです。何があるか分からないけれど、2年後や3年後にどう成長しているのか楽しみですね。

入所してから成長したと感じる点は?

齋藤
メンタルがだいぶ強くなりました。最初は被害者の方に電話をする時も緊張していましたし、初めての相談者と話す時もドキドキしていました。でも、今では必要以上の緊張はなくなって、『何があっても大丈夫』って思えるようになってきました。 ​

國立
僕が成長したと感じるのは、接見(逮捕されてしまった方との刑事施設での面会のこと)での事実聴取です。初めて会う依頼者からその日の出来事をしっかり聞き取れるようになりました。少なくとも、僕が担当した事件では、依頼者が僕の指示にしっかりと従ってくれていますし、弁護方針を伝える時も弁護士の意図を理解してもらえるようになってきています。 ​

増本
僕は、人の話を聞くスキルが向上したと感じています。法廷技術研修で『誘導しない、オープンに聞く』ということを学びましたが、それが今では日常のコミュニケーションでも活きています。相手の行動をイメージしながら聞き取る力が身についてきたと実感しています。

これから入所を検討している方にメッセージをお願いします!

齋藤
もし自己分析をして、北パブのことが頭に浮かんだなら、それは素直に信じて思い切って応募してみてください。自分に合った事務所に飛び込むことが、成長のための大きな一歩になると思います。 ​

國立
僕のように課題がたくさんある人でも、やりたいことが明確であれば、北パブは応援してくれる事務所です。そのような強い意思がある方にぜひ応募していただきたいです。所員全員がサポートしてくれるので、ぜひ応募してください。強い気持ちがあれば、必ず成長できると思います。 ​

増本
弁護士の1年目は忙しいし、責任も重いです。でも、北パブはやりたいことを全力で応援してくれる環境があります。みんなが真剣に事件に取り組んでいますので、もしあなたがやりたいことがあるなら、一緒に頑張りましょう!

お忙しいところありがとうございました!

(聞き手:國府田豊)