北パブコラム(第9回):弁護士に相談するときの準備について

「困りごとがあるので、弁護士に相談することになったけど、準備って何をしたらよいのだろう?」
そんな風に思ったことはありませんか?
基本的には、まずは相談に来ていただくことが大事ですので、準備がなくても大丈夫です。
しかし、弁護士も、30分や1時間といった時間で、相談内容のすべてを理解するのが難しいこともあります。
今回は、相談の時間をより充実したものにし、一日も早く困りごとを解決するために役立つポイントを紹介したいと思います。
1.弁護士に何をしてほしいのかを考える。
これが一番大切です。
弁護士は、あなたの代理人として、困りごとの解決をお手伝いさせていただきます。
まずは、あなたが一番何を望んでいるのかを聞かせてください。
例えば遺言を書こうと思っているとき、相続税を節約したいのか、相続人に争いがないような内容の遺言を作りたいのか、それとも、家族以外の誰かに財産を残したいのか、いろいろな目的があるはずです(もちろん全部でも構いません)。あなたが、どんなことを実現したいのか、予めしっかり考えてきてくださると、お手伝いする弁護士もスムーズに仕事に入ることができます。
2.関係しそうなものをとりあえず全部持っていく。
自分の権利を誰かに主張するときには、証拠が必要なことが多くあります。
例えば、貸したお金を返して欲しいときには、貸したことを証明する証拠があると、返してもらいやすくなります。契約書がその典型です。しかし、もし契約書がない場合でも、貸した分のお金を銀行から下ろしたときの通帳の記載や、お金についてのやりとりのメールなど、証拠になるものは他にもたくさんあります。そのどれが、証拠として使えそうなのか、実際に見せてもらえると、とても助かります。
「こんなものは関係しないだろう」と決めつけないで、ぜひ相談の時に持ってきてください。
3.時系列、関係者を整理する。
いつから、どんな人との間で困りごとが起こったのか、弁護士はそれを把握する必要があります。もちろん、相談の場で、一つ一つお話を聞かせていただきます。
しかし、例えば、数年間にもわたる困りごとのお話しを、30分ですべて聞くのは難しい場合があります。事情を知っているあなたが、事前に時系列、関係者を改めて整理してから来ていただけると、弁護士も事情の把握がとても速くなります。
以上のようなポイントを押さえていただければ、せっかく来ていただく相談を、より充実したものにすることができます。
しかし、繰り返しますが、準備をしなければならないということではありません。
弊所には、豊富な経験をもっている弁護士がたくさんいます。あなたのお話しをじっくりと聞かせていただき、最善の方法を尽くします。
まずは気軽に、相談にいらしてください。お待ちしております。

弁護士 遠藤 千尋

2015年5月14日 11:19 AM  カテゴリー: コラム